タイトルに惹かれて手にした本。
読み進めながら、自分には明確な将来像がないことに気付く。
これを読み、自分の夢について考えてみようと思わせてくれた良書。
最初、図書館で借りた本だったが、
ずっと手元に置いておきたいと思い、書店で買い直した。
そのくらい、私の人生に影響を与えそう。
自分の夢が明確な方は、夢の実現にむけた方法論を得るため。
明確でないない方は、夢を明確にするための考え方を得るため、
ぜひ一読をおすすめする。
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■理想の自分をイメージする
Being(こうなりたい)が明確になれば、Doing(すべきこと)も定まる。
90歳の自分をイメージできているか。
■今の自分を知る(分析する)こと
強みと弱みはなにか。
他人に提供できるバリューはあるか。
〇〇については、一番と言えることはなにか。
今年の目標を決めて、日々行動しているか。
■アファメーションとは
Affrmation:(直訳)断言、肯定
自己宣言、前向きな自己宣言、自己暗示、肯定的自己宣言などと表記される。
◇アファメーションに書くべきこと
①理想の自分
②理想の環境
③欲しいものリスト
④会いたい人リスト
⑤他人の幸福
これらのアファメーションを声に出して(宣言する)、潜在意識にすりこんでいく。
◇注意すべきこと
・私は〇〇です。の文体で書く。
・未来の自分を過去形、現在進行形で表現する。
~したいはNG
~です。~した。~している。と書く。
・「ネガティブワード+ない」は、ポジティブポジティブワードに置き換える。
ネガティブワードの印象が強く残ってしまうため。
・具体的にブレイクダウンする。
私は英語がペラペラ。
→私は外資系のエグゼクティブと英語で商談している。
私は大金持ち
→私は年収1億円
・文体は短くシンプルに。
余計なフレーズ、条件を入れて、夢に制約を持たせるべきではない。
・目標は本音の10倍くらい大きく掲げる。
そのうえで、夢を細分化する。
■セチヤモデルの実践
(セ)成功するまで、(チ)違うことを、(ヤ)やり続ける。
失敗したからといって諦めず、成功するまでいろいろな方法を試してみよ、ということ。
・私は成功するまで、違うことをやり続ける。
・私は戦術が豊富。
・私は次々とアイディアが浮かぶ。
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巻末にアファメーション文例が700も記載されており、考え方の参考になる。
とはいえ、やや抽象的で汎用的なフレーズの印象なので、
自分自身の夢をしっかり考え、自分の言葉で考えることに意義があると思った。
私自身は、あまり明確な夢や目標設定してこなかったが、
これまで、願ったことがけっこうな確率でかなったと思っている。
これは、ポジティブな性格と言霊を信じて、よく口に出していたからだと思った。
その根拠が裏付けられたような気がするので、改めて長期的な夢、目標設定をし、
一度きりの人生をより有意義にしたいと思う。