英語もできないノースキルの文系はこれからどうすべきか (PHP新書)
いま英語を必死に勉強している。
そんななか大石氏の書籍だったので、英語が苦手な自分が社会で生きてくヒントを得るために手にとってみた。
結果からいうと、これは就活を控えた学生向けの本なので、学生はぜひ一読をおすすめしたい。
また、私は4月の新入社員研修を担当することになったので、学生の置かれている状況を理解する意味ではとてもタイムリーな読書となった。
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■資格をとるなら難易度の高いものを1つ
偏差値50程度の大学卒(学歴)の人が、難易度中程度の資格をたくさん持っていてもシグナリング効果(シグナルを発して好印象を持ってもらえる効果)はない
学歴のない人は、難易度の高い弁護士・公認会計士・司法書士くらいを取らないと意味が無い。
難易度・偏差値はこういうサイトで確認できる
<http://shikaku-fan.net/rank.php>
■MBAは、ライセンスではなく「学歴」である。
MBAそのものに価値はなく、一流大学(ハーバード・MIT等)での取得以外はシグナリング効果はない
MBAをとっただけの人への企業からの印象は悪い。2年間の業務ブランクがあり、かつ取得したことによる自己満足や給料への期待値が上がってしまっているので、使いにくいやつという逆のシグナリング効果も。
■ポジショニングですべては決まる
自分の立ち位置をどこにするかが重要。
勝てる見込みのある、自分でも戦える場所をみつけて、挑戦すること。それは日本国内にこだわるべきではない。
英語と多少の実務経験を積み、自分のポジションを見つけたら、そこで自分を磨くしかない。
簡単に手に入る”答え”はない。
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さて、私は社会人14年目に突入してしまった。
自分のポジションを、グローバル、国内、社内の視点で改めて見つめなおす。
視点を変えて、生き残る。明日からまた挑戦だ。